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予防歯科
歯が多ければ健康寿命も長くなる!?
皆さんは、「健康寿命」という言葉をご存知ですか?
2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
「健康寿命」とは心身ともに自立し、健康的に生活できる期間です。「元気で健康に自立して過ごす事で豊かな人生、生活を送ることができます。
健康に過ごすためには、単に長生きするだけでなく、「健康寿命」を長くすることが大切です。実はこの「健康寿命」にも歯の本数が関わっていることがわかってきています。たくさん歯が残っている人ほど「寿命」も「健康寿命」も共に長くなります。健康で長生きをするためにも歯はとても大切です。
歯の本数は「認知症」と関連しています。歯や口の機能と認知症の直接的な因果関係は、医学的に証明されていませんが、さまざまな研究報告から、歯や口と認知機能の深いかかわりが浮き彫りになっています。
「歯がまったく無く、入れ歯などもしていない人」は「歯が20本以上ある人(※歯がなくても入れ歯により噛み合わせが回復している人も含む)」に比べて、認知症の発症リスクが1.9倍も高くなるという調査結果があります。噛むことの刺激は歯からだけでなく、粘膜や筋肉からも脳に伝わっていきます。
この様に寿命が長いだけではなく、自立した健康な生活を送るためには、しっかりと噛むという事、自分の歯を残すころが重要なのです。
若い頃にはあまりピンとこない話しかもしれません。しかし、若いからといって口腔ケアを怠ると、将来食生活だけでなく健康面も困る事が起こります。
むし歯や歯周病など、予防できる病気は予防し、治療も早急に行うと歯を残せる可能性が高くなりますので、定期検診は必須となります。
是非、お受け下さいね。
口の中の詰め物・被せ物が原因?
金属アレルギーと歯科治療
金属アレルギーは、ネックレスなどの金属が肌に触れて肌がかぶれるものだと思っている方が多いですが、口の中の金属が原因でアレルギーが起こる場合もあります。
金属の詰め物や被せ物を入れて何年経ってから発症するケースもあるため、皮膚症状の原因が口の中にあるなんて、考えもしない方が多いようです。
歯科治療において、金属は一般的に広く使用されています。
金属の材料は、インプラントや詰め物、ブリッジ、クラウンなどの製造に用いられています。
しかし、金属アレルギーを持つ人々にとって、金属を使った治療は様々な問題を引き起こす可能性があります。
どんな症状が出るの?
歯科金属アレルギーによる症状には、以下のようなものがあります。
・口内炎や腫れ
・発疹や痒み
・味覚異常
・口内乾燥
・肝機能異常
・頭痛やめまい
・疲労感
歯科金属アレルギーの治療方法には以下のような方法があります。
○金属を含まない治療材料の使用:
金属アレルギーを引き起こす可能性のある金属を含まない治療材料を使用します。 例えば、セラミック、グラスアイオノマー、ポリマーなどです。 これらの材料は、金属アレルギーを持つ人にとって適切な選択肢となる場合があります。
- アレルギー症状の対処:
アレルギー症状を軽減するために、抗ヒスタミン剤、ステロイド薬、抗炎症薬などの薬剤が処方されることがあります。
○治療材料の除去:
金属アレルギーが原因である場合、金属の歯科治療材料を除去することが必要な場合があります。インプラントの除去:重度の金属アレルギーの場合、インプラントの除去が必要になることがあります。
歯磨きのタイミング
朝起きた時、ご飯を食べた後、夜寝る前…。
「歯みがき」は、みなさんの歯を守るために欠かせないセルフケア。
たとえ忙しかったり面倒くさくても「この時だけは絶対磨くべき!!」というタイミングがあります。寝る前に歯みがきだけは絶対にしましょう!と言ってしまうと、
「他の時間はしなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、もちろんそうではありません。
しかし、それぐらい就寝前の歯みがきは大切。本来私たちのお口は「だ液」が殺菌や歯の再生などを促し、健康な状態を保とうとしています。
しかし、睡眠中にはその「だ液」がほとんど分泌されません。つまり、眠っている間は口腔内が乾き、菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。
むし歯の発生には、むし歯菌、歯の質、糖分、時間の経過が関係しています。むし歯菌は、食べ物に含まれる糖分を食べて増殖し、酸を排出します。
その酸によって歯の表面を覆うエナメル質は溶け出してしまうので、「糖分がお口の中に長い時間とどまっている状態」は、むし歯菌に餌を与え続けているようなもの。
そのため、就寝前にはフロスや歯間ブラシも使って可能な限りお口を清潔にするのがおすすめです。
さらに、食事やおやつの後の「細菌が増えやすいタイミング」も欠かさず歯みがきをして、細菌から歯を守っていきましょう。
歯がしみる!と感じた事がある方は多いかと思います。
知覚過敏は、歯肉が下がり軟らかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には神経に通じる細かい管が無数にあり刺激が直接神経に届いてしまうのです。
知覚過敏はこんな時に感じやすい?
・冷たい、または甘い物を飲食した
・歯ブラシの毛先が触れた
・冷たい風にあたった
知覚過敏の治療方法
・再石灰化を促す
唾液により再石灰化で象牙質を修復します。
・専用の歯磨き粉を使う
歯の神経の鎮静作用があり徐々に治まります
・クリニックで治療
刺激を受けにくくする薬剤を塗布し、プラスチック材などでコーディングします。
痛みがひどく日常生活に支障をきたす場合は、歯の神経をとる事もあります。
知っておきたい関連疾患!
〇根面う蝕
軟らかい象牙質が露出したままだと歯根根面のむし歯「根面う蝕」を起こしやすくなります。怖いのは歯の神経に近いので上昇になりやすいです。歯肉が下がってきたら要注意です。
歯がしみる、と感じた方は早めの受診をお勧めします。
よく噛んで唾液を分泌させることは大切?
はい、非常に大切です。
よく噛むことは唾液の分泌を促して消化を助け、またストレスの解消にもなり、健康維持に役立つことが知られています。ゆっくり食べると満腹感も得られやすいことが知られています。
唾液には消化や潤滑などの働きの他、洗浄や抗菌作用などがあり、口の清潔や肺炎予防などに欠くことができない貴重なものです。唾液のネバつきは水分不足のサインですので気をつけてください。
手軽に噛めるという点で、チューイングガムは便利です。入れ歯の方には、「歯につきにくいガム」もあります。キシリトール入りのガムにはむし歯予防効果もあります。
口が渇いてしまう場合はどうすれば良い?
水分の不足やストレスなどで、唾液が減ることが原因です。ストレスの緩和も兼ねて、ガムなどを噛むのも有効です。水分を口に含んで潤したり、マスクをつけて蒸発を予防するのも良いでしょう。かぜやインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくなり口の乾きも和らげることができます。特に、冬場の避難所のような湿度の低い環境では有効です。歯みがき剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。小豆大程度を、舌や頬の粘膜に薄く塗り広げてください。入れ歯が歯肉に接する部分に塗ると、入れ歯の安定に役立つことがあります。
高血圧とお口の関係
実は高血圧とお口の健康に深いつながりがある事をご存知でしょうか?
高血圧が指摘されるのは、繰り返しの血圧測定により最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合です。この状態が持続することで、心臓病や脳卒中などのリスクが高まり、全身の健康に様々な影響を与えます。
高血圧患者様の口腔内に見られる特徴
高血圧はその大半が原因不明の「本態性高血圧」と言われるものです
「本態性高血圧」とは、特定の原因が見当たらないものの、生活習慣病の一環として捉えられる高血圧症のことを指します。
これは様々な要因が重なり、具体的な原因が特定できない高血圧です。
高血圧と診断される人の約90%が、本態性高血圧であるといわれています。
食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレス、遺伝的体質など、遺伝的要因や生活習慣によるものがいくつか重なり起こっていることが分かっています。
この状態は、動脈硬化や高脂血症といった他の健康問題と深い関連があり、心血管系の病気へと繋がる危険性を内包しています。
高血圧症の管理に用いられる降圧剤には、多岐にわたる副作用が存在します。
降圧剤のなかにはその副作用で口腔乾燥を起こすこともあるため、それが歯周病の進行を早めているとも考えられます。
口腔乾燥は唾液の減少を招き、唾液が持つ天然の洗浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすい環境となります。これらの状態は、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高め、結果として全身健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
高血圧の人は中等度の歯周病が健常な人の1.5倍になると報告されています。
歯肉増殖がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に定期的なプラーク除去をしてもらって歯周病予防に努めましょう。
そして、歯科治療時には、「高血圧であること」を事前に知らせておきましょう。
プラークコントロール
プラークというのは歯にたまる白っぽいカスのことですが、これは食べかすではなく、お口の細菌の集合体です。蓄積したプラークは、放置しておくと虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。そのため、歯に歯垢がたまらないようにコントロールすること、それがプラークコントロールです。プラークコントロールを実践するためには、歯磨きももちろん大事ですが、実はそれだけでは十分ではありません。
プラークコントロールを実践するために必要なこと
◆正しい歯磨きを実践する
プラークを分解する歯磨き粉を使っていればプラークコントロールができる、というわけではなく、実際、歯磨き粉というのは、プラークコントロールに欠かせないもの、というものでもありません。
本当に大事なのは、歯ブラシで機械的にきちんと歯磨きができていることです。
ただし、歯磨きもただただゴシゴシと磨くだけではあまり効果がなくむし歯や歯周病を効果的に予防するためには、ポイントを抑えた正しい磨き方ができていることが重要です。
その為に歯科医院で正しい歯磨きの仕方についての指導を受けておくことをオススメします。
◆食生活に注意する
プラークというのは、食事内容、食事の摂り方によってもつき方が変わってきます。たとえば、砂糖の入ったものをよく食べる、間食をする、炭水化物をよく食べる、寝る前に食べる、というような食生活をしている人はプラークが溜まりやすくなり、例え歯磨きをしっかりとやっていたとしても、取り残しが出る可能性も高くなるため、歯のトラブルを起こしやすくなります。
◆歯医者で定期的なケアを受ける
どんなに歯磨きが上手な人でも、100%汚れを取り切ることは難しく、いくらか磨き残しが出てしまいます。そしてその磨き残しが蓄積していくと、そこから虫歯や歯周病が発症してしまいます。そのため、数ヶ月に一度(個人によって差があります)は、歯科でクリーニングを受けることが大事です。
なぜ定期検診が必要?
むし歯は初期段階では痛みがなく、なかなか気づくことができません。
痛みを感じる頃には、神経までむし歯が達していることも珍しくなく、そうなると神経を取らざるをえなくなります。
しかし、実は神経は「歯に栄養を送る」という重要な役割も担っています。
ところが、神経を取ってしまうと歯に栄養が行き渡らず、もろくなって歯の寿命が短くなってしまいます。
つまり、定期検診でまだ痛みのないむし歯を早期に発見できれば、歯の寿命をより長くすることができるのです。
歯は全部で32本。親知らずを除くと28本ですが、イカや煎餅など、硬いものを食べるためには、最低20本は必要だと言われます。
しかし、70~74歳の歯の平均本数は20本を下回り、80~84歳ではわずか15本程度。
本数が減れば、食べられるものもどんどん減っていきます。そこで、ぜひ若い頃から受けておいてほしいのが『定期検診』です。
定期検診では、歯石・歯垢の除去や毎日の歯みがきについての指導なども行います。
歯石や歯垢は、むし歯や歯周病の原因となる「細菌のすみか」です。
細菌を取り除いて病気のリスクを少なくすることも定期検診の大切な役目。一生自分の歯でおいしく食事をするために、ぜひ定期検診を受けましょう!
こんにちは、西田歯科医院です。
「口元」「目元」「肌」のうち、もっとも見た目の年齢に影響するのはどこだと思われますか?(^^)
実は『口元』はお顔の印象で年齢を感じさせる部分なのです。健康面でも、老化の入り口は『口の衰え』にあることをご存知でしょうか?
健康な歯茎
加齢とともに歯茎が下がると、お顔が老けてみえてしまう大きな原因の一つです。単に加齢によるものと思われがちですが、「歯周病」の影響で下がってしまっている方がほとんどです。歯肉が衰えると歯肉のラインが崩れてしまい、その結果歯の形がキレイに見えなくなってしまいます。歯の形は歯肉で決まるといっても過言ではありませんので、いつまでも引き締まった歯肉をキープする事がエイジンゲケアの基本と言えます。
また、歯周病はご自身ではなかなか判断ができず、気がつくと進行していることが多く歯を失う原因となります。
歯の色味
若い頃はもっと歯が白かった気がするけど・・という人も結構多いのではないでしょうか。個人差はありますが、歯の色というのは歳をとるにつれて黄ばんでくるものです。
真っ白な歯の芸能人をみると、とても若々しく見えますよね。「歯を白くする」といえばホワイトニングを想像される方もいらっしゃると思いますが、その前にまずはお口の汚れをしっかり取り除くことが重要です。
また、歯の表面のエナメル質は、摩耗や、食品に含まれる酸に溶かされることなどで、だんだんと薄くなっていきます。エナメル質が薄くなると、その奥にある黄色い色をした象牙質が外から透けてよく見えるようになります。そうすると、これが原因で歯が黄色っぽく見えてくるようになります。
近年、むし歯や歯周病などの治療とは別で機能性プラス見た目の改善をする審美歯科が目立つようになってきました。
もう歳だから・・と諦めずに、エイジンゲケアの一つとして口元のケアを見直して
いつまでも健康的な口元で過ごしてみませんか?(^^)
インフルエンザと歯磨きの関係
お口の中を不潔な状態にしておくと細菌が増殖し、インフルエンザに罹り易いというデータがあります。
実際に、介護施設や小学校などで歯磨き指導を徹底したところ、インフルエンザ罹患率が低下したという報告もあります。
お口の中の細菌とインフルエンザの関係は深く関りがありますので、正しい歯磨きを身に付ける事が感染症予防として重要です。
毎日の歯磨きをしっかりおこない、歯科医院での歯周病や虫歯の治療、歯のクリーニング(PMTC)などをおこなうことで口の中の細菌を減らすと、
プロテアーゼやノイラミニダーゼの量が減り、インフルエンザの発症も抑えられるとされています。
歯磨きはただすれば良いという事では、むし歯や歯周病の予防が出来ませんので
歯並びによって正しく磨けるように歯科医院の歯磨き指導をお受け下さいね(^^)