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予防歯科
歯周病は、歯の骨が溶け抜け落ちてしまうという怖い病気です。
日本人の多くは、30歳から歯周病が進行して50代から歯が抜け落ちるという方が多いです。
歯周病の原因は歯垢(プラーク)ですが、自身の歯磨きで歯垢(プラーク)を全て取り除く事は不可能です。
医院で専用の器具を使い、定期的に歯垢(プラーク)を取り除き、客観的に清潔な状態を維持していく事が歯周病予防となります。
食後の歯磨きと定期的な歯科医院での歯垢除去が歯周病予防の鍵となります。
歯周病の基本的な治療
TBI…ブラッシング指導(歯肉縁上)
TBIとはTooth blushing instruction、歯磨き指導のことです。
歯磨きの方法にはさまざまな種類があり、歯の位置や年齢などに合わせて磨き方を使い分けていく必要があります。
当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。
歯並びによって磨き方も変わりますので、自分に合ったブラッシングを正確に出来る様、指導致します。
スケーリング(歯肉縁下)
超音波機器でブラッシングでは取り除けない部分のプラークを取り除きます。
ルートプレーニング
歯茎の下にこびりついた歯石をとり、歯根の荒い表面をなめらかにします。
歯肉を治りやすくするために、歯周ポケットに薬を入れることがあります。
メインテナンスの重要性
一度歯周病になってしまうと、定期的なメインテナンスをしないと少しずつ歯周病が進んでしまいます。
歯が痛くなくても、3~6か月に一度は歯をきれいにして、なるべくたくさんの歯が残るようにしましょう。
歯の表面を被っているエナメル質は、リン酸カルシウムでできている人体で最も硬い組織です。ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。
エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質がむき出しの状態になり、食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。
こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、むし歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。
この現象を「歯の酸蝕(さんしょく)」といい、酸蝕によって歯が病的に傷んでしまった状態を「酸蝕症」または「歯牙酸蝕症」と呼びます。
たとえば1日2回、歯が酸に触れる機会があり、口をゆすがずにいるとエナメル質が酸蝕症のリスクにさらされます。
酸蝕症にかかった歯には、次のような特徴がみられます。
・知覚過敏を起こして冷たいものがしみやすい
・歯全体が丸みを帯びる
・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする
・前歯の表面がスベスベしてツヤがある
・前歯の先端部分が透けており、ヒビが入ったり、欠けたり、ザラついたりする
・酸蝕により奥歯のすり減りが加速し、深い溝やへこみがみられる
酸蝕症は、むし歯や歯周病に続く第三の歯の疾患で、現代の生活習慣病です。
定期的に歯科医院を受診し、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう。
妊娠中は女性ホルモンの影響でむし歯や歯周病になりやすい時期です。歯ぐきに起こる炎症により、早産・低体重児出産のリスクが高くなります。
また、むし歯菌や歯周病菌は、お母さんお父さんから赤ちゃんに感染することが多いです。ご家族のむし歯菌や歯周病菌を減らしておけば、赤ちゃんの感染年齢を遅らせることができ、むし歯予防につながります。
妊娠中は、赤ちゃんが生まれる前の準備として、ご家族で口腔ケアに取り組みましょう。
妊娠中にはエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌が増加します。これらのホルモンは、歯茎の血流を増やし、歯茎を柔らかくし、炎症を起こしやすくします。その結果、妊娠性歯肉炎という状態になることが多く、歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなります。
妊娠性歯肉炎のリスク
妊娠性歯肉炎は、適切なケアを行わないと進行し、歯周病に発展する可能性があります。歯周病は、歯を支える組織が破壊される病気で、最悪の場合、歯を失うことになります。さらに、歯周病は全身の健康にも影響を与え、心臓病や糖尿病との関連も指摘されています。妊娠中の歯科ケアは、母体と胎児の健康を守るために欠かせない要素です。ホルモンバランスの変化による口腔内のリスクを理解し、適切なケアと定期的な歯科検診を受けることで、健康な妊娠期間を過ごすことができます。
みなさん硬いもの食べていますか?
子供さんのご飯やおやつの硬さを意識する親御さんも少なくはありませんが、毎日の食事の中でその事を考えて献立を立てるのは非常に難しいです・・。
歯並びやかみ合わせの異常は近年ではほとんどの人に見られます。受け口や出っ歯ではないけれど、少しガタガタした歯並びになっている人は多いです。
ガタガタの歯並び、いわゆる乱杭歯(らんぐいば)は専門的には「叢生(そうせい)」と言います。
叢生の歯並びだと見た目があまりよくないこと、歯磨きが難しいのでむし歯や歯周病になりやすいこと、食べ物が十分に咀嚼(そしゃく)されずに消化器官に送られ負担をかけることなどが知られてきました。
【食生活と歯並び】
柔らかい食べ物ばかりではでこぼこの歯並びに・・
それは食生活に関係していると考えられています。
噛むときの力が強ければ、頻度が多ければそれだけ骨に力が加わり強くなります。骨隆起と呼ばれる骨のふくらみが生じたりもします。弱い力しかかからなければどんどんやせ細っていきます。このように嚙む力が顎の骨の大きさに関係しています。
柔らかいものを食べる食生活によって顎の骨が小さくなった。そこに昔と変わらない大きい歯が生えてきたらどうでしょうか。当然、キレイには並べずにでこぼこになってしまいます。
食事の献立で、硬い食事ばかりを意識する必要はありませんが、お子さまのおやつや食事の際に1品だけ歯ごたえのあるものを取り入れてみたり、前歯で嚙み切ることを意識させるだけで、変化があります。
まずは1品から!
できる事から食育を意識してみましょう★
皆さんは日々の歯磨きの時にフロスをお使いですか?
歯磨きでしっかりと磨いていても、実は磨けているのは60%なのです!
フロスを併用する事でなんと80%に!
フロスを上手に使う事が、むし歯や歯周病予防になります。
今日は歯ブラシの際に必需品のデンタルフロスの更新します☆
https://clinica.lion.co.jp/yobou/shikou-otoseru/
デンタルフロスとシカンブラシのよくある質問
歯間ブラシには、歯と歯茎の隙間の大きさにあわせいくつかのサイズがあります。また、I字とL字のタイプがあり、一般的には前歯はI字、奥歯はL字が使いやすいとされています。
Q1 フロスと歯間ブラシ、どちらを使えば良いの?
歯間ブラシにはいくつかのサイズがありますが無理なく動かせるサイズにしましょう。一番小さいサイズが入らない場合は無理に使用せずフロスを使いましょう。お口の状態によっても変わりますので詳しくはご相談ください。
Q2 フロスと歯間ブラシは使い捨てですか?
フロスは使い捨てです。歯間ブラシは毛先が痛んだり、曲がってしまうまで使用できます。ただし毎回しっかり洗って、乾燥させてください。
Q3 使用すると出血するけど大丈夫?
出血の原因はプラークの中にひしめく細菌が引き起こす歯茎の炎症です。つまり、フロスなどをきちんと使い続けて清潔になれば出血は治まってきます。ただし、しばらく使って治まらない場合は歯科医院にご相談ください。
歯が多ければ健康寿命も長くなる!?
皆さんは、「健康寿命」という言葉をご存知ですか?
2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
「健康寿命」とは心身ともに自立し、健康的に生活できる期間です。「元気で健康に自立して過ごす事で豊かな人生、生活を送ることができます。
健康に過ごすためには、単に長生きするだけでなく、「健康寿命」を長くすることが大切です。実はこの「健康寿命」にも歯の本数が関わっていることがわかってきています。たくさん歯が残っている人ほど「寿命」も「健康寿命」も共に長くなります。健康で長生きをするためにも歯はとても大切です。
歯の本数は「認知症」と関連しています。歯や口の機能と認知症の直接的な因果関係は、医学的に証明されていませんが、さまざまな研究報告から、歯や口と認知機能の深いかかわりが浮き彫りになっています。
「歯がまったく無く、入れ歯などもしていない人」は「歯が20本以上ある人(※歯がなくても入れ歯により噛み合わせが回復している人も含む)」に比べて、認知症の発症リスクが1.9倍も高くなるという調査結果があります。噛むことの刺激は歯からだけでなく、粘膜や筋肉からも脳に伝わっていきます。
この様に寿命が長いだけではなく、自立した健康な生活を送るためには、しっかりと噛むという事、自分の歯を残すころが重要なのです。
若い頃にはあまりピンとこない話しかもしれません。しかし、若いからといって口腔ケアを怠ると、将来食生活だけでなく健康面も困る事が起こります。
むし歯や歯周病など、予防できる病気は予防し、治療も早急に行うと歯を残せる可能性が高くなりますので、定期検診は必須となります。
是非、お受け下さいね。
口の中の詰め物・被せ物が原因?
金属アレルギーと歯科治療
金属アレルギーは、ネックレスなどの金属が肌に触れて肌がかぶれるものだと思っている方が多いですが、口の中の金属が原因でアレルギーが起こる場合もあります。
金属の詰め物や被せ物を入れて何年経ってから発症するケースもあるため、皮膚症状の原因が口の中にあるなんて、考えもしない方が多いようです。
歯科治療において、金属は一般的に広く使用されています。
金属の材料は、インプラントや詰め物、ブリッジ、クラウンなどの製造に用いられています。
しかし、金属アレルギーを持つ人々にとって、金属を使った治療は様々な問題を引き起こす可能性があります。
どんな症状が出るの?
歯科金属アレルギーによる症状には、以下のようなものがあります。
・口内炎や腫れ
・発疹や痒み
・味覚異常
・口内乾燥
・肝機能異常
・頭痛やめまい
・疲労感
歯科金属アレルギーの治療方法には以下のような方法があります。
○金属を含まない治療材料の使用:
金属アレルギーを引き起こす可能性のある金属を含まない治療材料を使用します。 例えば、セラミック、グラスアイオノマー、ポリマーなどです。 これらの材料は、金属アレルギーを持つ人にとって適切な選択肢となる場合があります。
- アレルギー症状の対処:
アレルギー症状を軽減するために、抗ヒスタミン剤、ステロイド薬、抗炎症薬などの薬剤が処方されることがあります。
○治療材料の除去:
金属アレルギーが原因である場合、金属の歯科治療材料を除去することが必要な場合があります。インプラントの除去:重度の金属アレルギーの場合、インプラントの除去が必要になることがあります。
歯磨きのタイミング
朝起きた時、ご飯を食べた後、夜寝る前…。
「歯みがき」は、みなさんの歯を守るために欠かせないセルフケア。
たとえ忙しかったり面倒くさくても「この時だけは絶対磨くべき!!」というタイミングがあります。寝る前に歯みがきだけは絶対にしましょう!と言ってしまうと、
「他の時間はしなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、もちろんそうではありません。
しかし、それぐらい就寝前の歯みがきは大切。本来私たちのお口は「だ液」が殺菌や歯の再生などを促し、健康な状態を保とうとしています。
しかし、睡眠中にはその「だ液」がほとんど分泌されません。つまり、眠っている間は口腔内が乾き、菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。
むし歯の発生には、むし歯菌、歯の質、糖分、時間の経過が関係しています。むし歯菌は、食べ物に含まれる糖分を食べて増殖し、酸を排出します。
その酸によって歯の表面を覆うエナメル質は溶け出してしまうので、「糖分がお口の中に長い時間とどまっている状態」は、むし歯菌に餌を与え続けているようなもの。
そのため、就寝前にはフロスや歯間ブラシも使って可能な限りお口を清潔にするのがおすすめです。
さらに、食事やおやつの後の「細菌が増えやすいタイミング」も欠かさず歯みがきをして、細菌から歯を守っていきましょう。
歯がしみる!と感じた事がある方は多いかと思います。
知覚過敏は、歯肉が下がり軟らかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には神経に通じる細かい管が無数にあり刺激が直接神経に届いてしまうのです。
知覚過敏はこんな時に感じやすい?
・冷たい、または甘い物を飲食した
・歯ブラシの毛先が触れた
・冷たい風にあたった
知覚過敏の治療方法
・再石灰化を促す
唾液により再石灰化で象牙質を修復します。
・専用の歯磨き粉を使う
歯の神経の鎮静作用があり徐々に治まります
・クリニックで治療
刺激を受けにくくする薬剤を塗布し、プラスチック材などでコーディングします。
痛みがひどく日常生活に支障をきたす場合は、歯の神経をとる事もあります。
知っておきたい関連疾患!
〇根面う蝕
軟らかい象牙質が露出したままだと歯根根面のむし歯「根面う蝕」を起こしやすくなります。怖いのは歯の神経に近いので上昇になりやすいです。歯肉が下がってきたら要注意です。
歯がしみる、と感じた方は早めの受診をお勧めします。
よく噛んで唾液を分泌させることは大切?
はい、非常に大切です。
よく噛むことは唾液の分泌を促して消化を助け、またストレスの解消にもなり、健康維持に役立つことが知られています。ゆっくり食べると満腹感も得られやすいことが知られています。
唾液には消化や潤滑などの働きの他、洗浄や抗菌作用などがあり、口の清潔や肺炎予防などに欠くことができない貴重なものです。唾液のネバつきは水分不足のサインですので気をつけてください。
手軽に噛めるという点で、チューイングガムは便利です。入れ歯の方には、「歯につきにくいガム」もあります。キシリトール入りのガムにはむし歯予防効果もあります。
口が渇いてしまう場合はどうすれば良い?
水分の不足やストレスなどで、唾液が減ることが原因です。ストレスの緩和も兼ねて、ガムなどを噛むのも有効です。水分を口に含んで潤したり、マスクをつけて蒸発を予防するのも良いでしょう。かぜやインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくなり口の乾きも和らげることができます。特に、冬場の避難所のような湿度の低い環境では有効です。歯みがき剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。小豆大程度を、舌や頬の粘膜に薄く塗り広げてください。入れ歯が歯肉に接する部分に塗ると、入れ歯の安定に役立つことがあります。


