- お痛み (10)
- こどもの歯の話 (14)
- スタッフブログ (5)
- デンタルグッズ (4)
- ホワイトニング (6)
- むし歯 (14)
- よ坊さん (6)
- 予防歯科 (38)
- 休診のお知らせ (5)
- 入れ歯 (4)
- 口臭 (2)
- 嚙み合わせ (3)
- 妊娠中の歯のお話 (4)
- 審美歯科 (3)
- 新着情報 (40)
- 歯並びのお話 (4)
- 歯周病 (13)
- 歯磨きのこと (1)
- 治療の言葉 (1)
- 災害時のこと (1)
- 訪問診療 (1)
- 食育 (1)
歯周病
細菌の巣窟
歯石とは歯の表面につく硬い石のようなもの。
しかし!歯石が単なる汚れだと思ったら大間違い。
実は歯石の表面にはスポンジ状に穴がたくさんあいており、そこにたくさんの「細菌」がすみ着いて毒素を出しているのです。
そう、この歯石こそが歯周病を進行させる一番の原因です。では歯石ができにくくするにはどうすればいいのでしょうか、、
歯石ができる原因のひとつはだ液に含まれるカルシウムです。そのため、だ液が出るところの近くは歯石ができやすいのです。
その場所は主に2ヶ所あります。1つ目は「下の前歯の裏側」。
これは舌で触るとすぐに分かるので、実感されている方も多いのでは?歯石ができるとデコボコ、ザラザラして、歯の隙間が埋まってしまうのがわかります。
もうひとつは「上の奥歯の外側」です。意外だと思われるかもしれませんが、この近くにもだ液が出る場所があります。歯石をできにくくするには、とにかくプラークをしっかり除去すること。
だ液にカルシウムが含まれていても、それがプラークと結合しなければ歯石はできませんので、フロスなども使ってしっかりケアすることが第一です。
しかし、一度歯石ができてしまったら、歯科医院でなければ取り除くことはできません。もし歯石がついているな…。と感じたら、歯周病予防のためにもぜひ歯科医院に足を運んでくださいね。
歯周予防=メタボ予防?
近年、メタボリックシンドロームと歯周病の関わりがあると言われています。
体に脂肪が溜まりすぎると様々なサイトカインが分泌され、動脈硬化を促進させてしまいます。
この脂肪細胞から出てくるサイトカインと同じ物質が歯周病でも出てくるため、歯周病がメタボ関連の病気である糖尿病を悪化させると考えられています。
メタボを放っておくと、動脈硬化が進んで血流が悪くなり脳血管疾患・心血管疾患・糖尿病など、命にかかわる病気のリスクが高まります。
実際に、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)のうちいずれかひとつを持つ方は、何も持たない方に比べて心疾患になる危険性が約5倍であり、3~4つ持つ方は、その危険性が約36倍にも跳ね上がるという研究結果があります。
実は歯周病を予防することはメタボを防ぐことにもつながります。
その方法は実に単純明快。「良く噛んで食べること!」よく噛むと唾液がたくさん出て、食べカスが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。
さらに、良く噛むことによって脳内の「満腹中枢を刺激してエネルギーを消費させる物質(神経ヒスタミン)」が活性化されメタボの予防に!よく「ひと口につき30回噛みましょう」といいますが、これはきちんと意味があるのですね。
抜歯後の喫煙
抜歯後の喫煙についてです。
Q 歯を抜いてもらった後で、たばこを吸わないように言われました。
お酒がダメなのはわかるのですが、タバコを何故いけないのでしょうか?
A 抜歯などの外科処置の後で飲酒すると、血液の循環がよくなって術後出血の危険性が高まるので、
【飲酒や運動は控えて下さい】という注意を与えますが、喫煙はその逆で、抹消の血液循環が悪くなり、傷口の治りを遅くしてしまうことがわかっています。
抜歯した後の穴(抜歯窩)に血液の固まり(血餅)がたまり、それがカサブタの役目をはたして傷が治っていくのですが、喫煙者では血餅の量が非喫煙者の半分以下であるとの報告があります。
カサブタがなくて傷の治りが悪いのもうなずけるでしょう。
たばこに含まれるニコチンなどの作用で血管が収縮し、歯肉が低酸素状態になって、免疫力も低下すると言われており、抜歯後のドライソケット(抜歯窩が感染して激しい痛みをおこす)や骨髄炎という術後合併症を起こすリスクが増大します。
近年、敬津円は歯周病のリスクファクターとしても注目されています。
歯肉の血液障害・免疫力の低下の結果、歯周病菌が繁殖して歯周病の進行を助長することになります。
また喫煙による傷の治りが悪くなることから、歯周治療の効果も期待がうすくなるため、歯周治療をはじめるにあたって、喫煙者には禁煙や節煙を勧める歯科医師が増えています。
いずれにしても外科処置を受ける際には、手術の前後2,3日は喫煙を控えることが必要です。
タバコのニコチンの血管収縮作用により、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなります。
そうなると、歯茎の抵抗力が低くなり、歯周病が進行します。
また、ニコチンの血管収縮作用により、歯茎からの出血が少ないので、歯周病になっていても気付かない方が多く、気付いた時には進行していることが多いです。
また、「ヤニ」として歯の表面に残り、歯がザラザラして、むし歯、歯周病の原因になる菌がくっつきやすくなります。歯茎の着色も見られるようになります。
そして、口腔ガン、咽頭ガンのリスクを高めます。
抜歯後の喫煙も大切ですが、身体の事を考えると喫煙はリスクが高い事が分かりますね。
噛み合わせが悪いと歯周病の原因になるのでしょうか?
歯周病は、口腔内に付着したプラーク(歯垢)内に潜む細菌によって歯茎や歯槽骨などに炎症が起き、細菌が出した毒素によってそれらが溶かされて(吸収されて)しまう病気です。
この歯周病の発症を招いたり、悪化させたりする要因として「噛み合わせの乱れ」が挙げられることがあります。
噛み合わせが悪いことにより、一部の歯に不自然な強い力が加わり、歯ぎしりと同様に、歯周病の症状を悪化させる原因になる場合があります。
噛み合わせの乱れとプラークの蓄積がセットになると、お口の健康を損なうリスクが著しく高まります。
口呼吸は歯周病に悪いのですか?
口呼吸することにより口の中が乾きやすくなり、プラークが溜まりやすくなります。
また唾液による自浄作用がなくなることから口の中の細菌の活動性を高めるなど、悪影響があります。
歯ぎしりが歯周病の原因になるのでしょうか?
歯ぎしりが直接歯周病の原因となることはありません。
しかしながら、強い力が歯に加わることで、歯の根やその周囲の骨組織に負担をかけ、骨を特定部分のみ吸収させたりします。
嚙み合わせが悪いと様々なリスクがありますので、気になる方はご相談下さい。
歯周病は遺伝するのでしょうか?
歯周病そのものが遺伝するということはありません。しかしながら、非常に少ない例ですが、遺伝性要因があるとされる歯肉の増殖特殊な歯周病があります。また、近年、遺伝子診断により、本当に遺伝的になりやすい人、なりにくい人がいるかどうか科学的に解明されつつあります。
歯周病にかかりやすい、かかりにくいはある?
大きく分けて口の中の状態と全身状態によります。お口の状態ですと歯並びや歯周病菌の種類や粘膜の形が影響しますし、身体全身の場合は生活習慣(喫煙など)やそれに関する病気(糖尿病など)、遺伝的影響など、色々な要素が関わって歯周病にかかりやすくなるのです。
また、遺伝子診断、免疫応答・炎症反応の検査により歯周病にかかりやすい患者さんがいると報告されています。特に通常は40歳前後に症状があらわれる歯周病が10歳代後半からあらわれる早期発症型と呼ばれる歯周病がこれにあたります。
歯周病は早期発見に勝るものはありません。
症状が何もなくても定期検診をしっかりと受けましょう★
こんにちは、鴻池新田の西田歯科医院です★
歯と歯の間にある歯周ポケットは、歯垢が溜まると炎症を起こして腫れていき深くなっていきます
歯周ポケットが深くなると歯肉が破壊されて歯周病となってしまうのです。
歯周病は、目盛りがついたポケット探針で歯周ポケットの深さを測定することで炎症の進み具合を確認します。
健康な歯周ポケットは3mm以内とされていますが、それ以上歯周ポケットが深くなっている場合、どのような治療が行われるのでしょうか?
歯周ポケットが4mmの場合どのような治療をする?
歯周ポケット検査
まず基本的な検査として
歯周ポケット検査を行います。
プローブという器具を使用して歯茎の中の深さを測ったり、歯茎の内側を触ったりして状態を確認します。少しチクチクします。
プローブで歯茎の内側を触ることで、歯周病がどの程度進行しているかをチェックできます。
プローブでは歯周ポケットの深さが測れるだけではなく、軽く歯周ポケットにプローブを挿入したときに出血があるかどうかで炎症の程度を判断することもできます。
歯周ポケットの深さが3~4mmほどになると、軽度歯周病と呼ばれます。
歯を支えている顎の骨が溶け始めていて、歯茎は赤く腫れあがり出血が見られることや、冷たい水などがしみるという症状が出始めます。
口臭が気になるという方もいて、他人から口臭を指摘されて歯周病に気が付くということもあります。
歯周ポケットには歯石と歯垢が溜まっている状態ですが、取り除くことで歯周病の進行を止めることができる段階です。
状況に応じて治療の計画を立てていきます。
歯周病は歯の骨を溶かすとても厄介な病気です。治療計画を守ってしっかり治していきましょう。
こんにちは、西田歯科医院です。
日は歯科治療で歯を抜く時のお話を更新します。
歯を抜くとき
その①むし歯の進行状態
むし歯を放置して進行すると細菌に感染して、歯を支えている骨が溶けたり、歯ぐきが激しく痛むといったさまざまなトラブルの原因となります。
また、歯の根の先端が細菌に感染して膿がたまっている場合も、骨などへの感染を防ぐため歯を抜くことがあります。
その②歯周病
歯周病は細菌によって歯を支える骨が溶けてしまう病気です。
むし歯のように、初期の段階で症状を感じる事が少なく、「歯周病で歯を抜かなくても…」と思われる方は少なくありませんが、
歯がぐらぐらするほど歯周病が進行=重度の状態、になり、その歯をそのまま残しておくと、周辺の健康な歯までもが歯周病に侵されてしまう恐れがあるのです。
そのため、歯周病でぐらぐらになった歯は将来のお口の健康のために抜歯の選択が候補として挙げられます。
その③歯根破折
歯根破折は、歯が根元部分から、中から割れてしまう歯の病状を指します。
歯根というのは歯の下部、歯槽骨の中を指しますが、この部分から歯が割れていき、最終的には歯の表面部分も割れてしまうことのある病状です。
このような場合は、周囲への影響を考え抜歯を選択することがあります。
いかがでしょうか・・。
自分の歯を抜く選択をしなくてはならない場合、とても辛いですよね・・。
こうなる前に早期発見、早期治療が大切になります。
大切な自分の歯と歯茎を守るためにも、検診は重要なのです。
それではまた更新します。
こんにちは、西田歯科医院です。
歯周病の初期は静かに進行し自覚症状がほとんどないため、ご自身で歯周病かな?と思う事がほとんどありません。
歯科での定期検診で発覚する事がほとんどです。
歯周病の検査は、症状や進行状況に合わせて、いくつかの検査を組み合わせて行われます。
・プロービング検査
歯と歯肉との間に隙間ができる歯周ポケットがあります。
歯周ポケットは一般には深くなるほど歯周病の程度が進んでいると考えられ、歯肉の入り口から隙間の底の部分までの距離を測定して重症度の判定に用います。
この距離を測定することをプロービング検査と言います。
・レントゲン検査
骨の状態を調べるレントゲン検査では直接見ることができない部分をレントゲン写真で確認できます。
埋まっている骨の量で病気の進行を知ることができます。
量が少なければ、歯周病が進行しているということです。
・プラークの付着状況の検査
歯周病の直接の原因は、歯の周囲に付着した汚れ(プラーク)です。
プラークが多く付着していると歯周病になりやすくなりますし、また歯周病の治療を進めていくうえでプラークのつかないようなお口の環境を整えていくことが必要とされています。
プラークの付着量は、染色液を使って染め出してから軽くうがいをしてもらい、付着している部位がわかるようにします。
プロービング検査による歯周ポケットのチェック、レントゲン写真による骨のチェックとともに大切な検査として、歯周病菌のチェックがあります。
日本人の多くが発症しているといわれている歯周病は、自覚症状がないまま進行する危険な病気です。3
0代から進行していくと言われている歯周病は、普段から歯磨きといったセルフケアをしっかりと行っていても、磨き残しやかみ合わせが原因で歯周病となるケースもあります。
歯周病は独特な口臭を放ちます
。初期段階から治療を行うと、治療回数、経済的なご負担、そして何よりもご自身の大切な歯と歯茎を守る事ができますので必ず定期検診をお受け下さいね。
こんにちは、西田歯科医院です。
歯周病と口臭には深い関りがあります。
現在、マスク生活が定着し口臭を気にされて来院する方が増えてきました。
口臭には様々な下人があり、生理的口臭を除いて病的な口臭の約80%以上は、口の中に原因があります。
そのほとんどが歯周病と言われています。
口腔内には何百億もの細菌がいて、これらのうちのある種の細菌が、口の中のたんぱく質を分解する際に
口臭の元となる臭気成分を作り出し、においが発生します。
この臭気成分と歯周病との進行には相関関係があり、歯周病が進行すればするほど、臭気成分は強くなるのです。
この歯周病による口臭はかなり強烈なにおいをさせますので、歯科医師、歯科衛生士はすぐに分かります。
お口の中の清掃が不十分ですと、歯周病の原因であるプラークが溜まっていき、酵素のないプラークの深い部分に
歯周病の原因菌が増え、歯周病を進行させます。
さらにその菌が、破壊された組織や血球成分などのたんぱく質を分解して、歯周病の特徴のひとつであるイヤな臭いが発生するのです。
この歯周病の口臭を防ぐためにも、プラークが溜まらないように、検診を受けセルフケアを怠らない事が口臭と歯周病を予防する重要なポイントです。
こんにちは、鴻池新田 西田歯科医院です。
歯周病は静かに進行していく怖い病気です。
早期発見、早期治療が歯を残す重要な処置となります。
治療は、
TBI…ブラッシング指導(歯肉縁上)
TBIとはTooth blushing instruction、歯磨き指導のことです。
歯磨きの方法にはさまざまな種類があり、歯の位置や年齢などに合わせて磨き方を使い分けていく必要があります。
当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。
歯並びによって磨き方も変わりますので、自分に合ったブラッシングを正確に出来る様、指導致します。
スケーリング(歯肉縁下)
超音波機器でブラッシングでは取り除けない部分のプラークを取り除きます。
ルートプレーニング
歯茎の下にこびりついた歯石をとり、歯根の荒い表面をなめらかにします。
歯肉を治りやすくするために、歯周ポケットに薬を入れることがあります。
メインテナンスの重要性
一度歯周病になってしまうと、定期的なメインテナンスをしないと少しずつ歯周病が進んでしまいます。
歯が痛くなくても、3~6か月に一度は歯をきれいにして、なるべくたくさんの歯が残るようにしましょう。