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むし歯
食べる回数と虫歯の関係とは?
食べる回数が多いほど虫歯リスクは高まります。飲食のたびに口の中が酸性になり、歯のエナメル質が溶け出す「脱灰」が起こり、頻繁だと唾液による修復(再石灰化)が追いつかなくなり、歯が溶けやすくなるためです。だらだら食べや甘い飲み物の頻繁な摂取は避け、食事と食事の間隔を空け、よく噛む習慣が大切です。
・食べる回数と虫歯の関係
酸性状態の長時間化: 食べ物や飲み物(特に糖分)を口に入れると、虫歯菌が酸を作り出し、口の中は酸性になります。酸性状態が長く続くと歯が溶けやすくなります。
再石灰化の妨げ: 食事の合間に唾液が歯を修復する「再石灰化」が行われますが、間食が多いとこの修復時間が減り、歯が修復されにくくなります。
回数が多いほどリスク増: 1日3回食の人に比べ、4回以上の間食をする人は虫歯のリスクが高まるという研究結果があります。特に1日3回以上の間食はリスクが跳ね上がります。
- 虫歯予防のための食べ方のポイント
回数を減らす: 3食以外は、多くても1日1〜2回までにするのが理想。だらだら食べは避け、時間を決める。
間隔を空ける: 食事や間食の間隔は最低2時間空ける。
「質」と「タイミング」を意識する:
良い例: 食事の直後に甘いものを食べる(食事で酸性になった口内をそのまま利用)、よく噛むおやつ(するめ、煮干し)、口の中に留まらないもの(ヨーグルト、ゼリー)。
避けるべき例: アメやキャラメル、粘着性の高いお菓子、ジュース類。
よく噛む: 噛むことで唾液がたくさん出て、口の中を中和し、再石灰化を促します。1口30回を目安にしましょう。
食後は歯磨き: 食べたら磨く習慣が大切ですが、回数が多すぎると磨いても追いつかないことがあります。
銀歯はいつかえる?
銀歯は5〜10年が寿命の目安ですが、口腔ケアや生活習慣で10年以上持つこともあれば、劣化が早く進むこともあります。劣化のサイン(痛み、変色、外れ、段差など)が見られたら交換が必要です。銀歯は時間が経つと隙間ができやすく、二次虫歯や金属アレルギーのリスクがあるため、定期的な歯科検診でチェックし、必要に応じてセラミックなどの白い素材への交換を検討しましょう。
【交換の目安・サイン】
平均寿命: 5〜10年程度(詰め物・被せ物)
劣化のサイン:
・冷たいものや熱いものがしみる。
・銀歯が黒ずんできた(メタルタトゥー)。
・銀歯の周りが黒い(二次虫歯の可能性)。
・銀歯が欠けたり、外れたりした。
・歯と銀歯の間に隙間や段差ができた。
・歯茎が腫れたり、違和感がある。
劣化しやすい人: 歯ぎしり・食いしばり癖がある人、粘着性の高い食べ物をよく食べる人は劣化が早い傾向。
なぜ交換が必要なのか?
接着剤の劣化: 時間と共に接着剤が劣化し、銀歯と歯の間に隙間ができる。 金属の変形・溶出: 食事の酸や唾液で金属が変形・腐食し、金属イオンが溶け出す。 二次虫歯のリスク: 隙間に細菌が入り込み、銀歯の下で虫歯が再発する(二次虫歯)。 金属アレルギー: 長期使用で金属成分が蓄積し、アレルギー症状が出ることがある。
交換を検討するなら
保険適用の銀歯は安価ですが、耐久性や審美性で劣ります。 自由診療のセラミック製詰め物・被せ物は平均10〜15年、適切なケアで20年以上持つこともあり、見た目も自然で金属アレルギーの心配もありません。歯科医院で「メタルフリー治療」について相談し、ご自身の状態に合った素材(セラミック、ジルコニアなど)を選ぶのがおすすめです。
むし歯のできやすい場所?
むし歯ができやすい場所は、歯ブラシが届きにくい奥歯の溝(小窩裂溝)、歯と歯の間(歯間部)、歯と歯茎の境目(歯頚部)、そして治療した詰め物や被せ物の境目、歯周病で露出した歯の根元(根面)です。これらはプラーク(歯垢)が溜まりやすく、唾液の作用も届きにくいため、特に注意が必要です。
主なむし歯好発部位
- 奥歯の溝(小窩裂溝): 食べ物をすりつぶすための複雑な溝(谷)は歯ブラシの毛先が届きにくく、むし歯の発生源になりやすいです。特に、永久歯が生えてくる「6歳臼歯(第一大臼歯)」は最もリスクが高いとされます。
- 歯と歯の間(歯間部): 歯が隣接している部分は三角錐のくぼみになっており、歯ブラシだけでは磨き残しやすく、むし歯になりやすいです。
- 歯と歯茎の境目(歯頚部): 歯の根元にあたる部分で、歯ブラシが届きにくい上、歯周病で歯茎が下がるとエナメル質が薄い象牙質が露出し、酸に溶けやすくなります(根面う蝕)。
- 詰め物・被せ物の境目: 治療した歯の詰め物や被せ物との小さな隙間にプラークが溜まり、再びむし歯(二次う蝕)になることがあります。
前歯の裏側(乳歯の場合): 哺乳瓶う蝕(赤ちゃんがジュースなどを飲みながら寝てしまうことで起こるむし歯)では、上の前歯の裏側が溶かされやすいです。
【予防のポイント】
丁寧な歯磨き: 歯ブラシの届きにくい奥歯の溝や歯間部には、デンタルフロスや歯間ブラシを併用する。
シーラント: 奥歯の溝を歯科材料で埋めることで、汚れが溜まるのを防ぎます。
唾液の活用: 唾液腺のある下の前歯の裏側は唾液で洗い流されやすいですが、それ以外の場所は唾液が行き届くよう意識する。
定期検診: 歯科医院で定期的にチェックを受け、二次う蝕や根面のむし歯の早期発見・予防をする。
歯科のパノラマレントゲンは、お口全体の状態(虫歯、歯周病、親知らず、顎の骨、歯の根など)を一度に把握できるため、
初診時や全体的なチェックに非常に有用で必要とされますが、
歯の細部を見る場合はデンタルレントゲンやCTを併用します。
自覚症状がなくても、定期的な撮影で隠れたトラブル(骨の減少、根の病気など)の早期発見・予防に繋がり、治療の安全性・精度を高める上で欠かせない検査です。
パノラマレントゲンが必要な主なケース
初診時: お口全体の状況を把握し、診断の基本情報とするため。
虫歯のチェック: 歯と歯の間や詰め物の下など、目視できない虫歯の有無を確認。
歯周病の診断: 歯を支える骨(歯槽骨)の吸収度合いなど、全体的な進行度を把握。
親知らずの確認: 生え方、埋まっている位置、神経との位置関係を把握し、抜歯の要否を判断。
矯正・インプラント治療: 顎の骨の状態や歯の生え変わり、歯並び全体を評価する際の初期検査として。
顎関節症のチェック: 顎関節の骨の変形などを大まかに確認する。
お子さんの歯の成長: 永久歯の萌出状況や過剰歯などを確認。
なぜ必要か(メリット)
情報量が多い: 1枚で上下の歯、顎骨、顎関節、副鼻腔(上顎洞)など広範囲がわかる。
早期発見・予防: 自覚症状が出る前のトラブル(歯の根の病気、骨の吸収)を発見し、進行を防ぐ。
治療計画の精度向上: 全体像を把握することで、より的確な治療方針が立てられる。
注意点
詳細な診断には限界: 細かい部分(歯根の先端、歯の内部の病巣)はデンタルレントゲンやCTの方が優れている。
安全性: 放射線量は非常に少なく、日常生活で浴びる量と比べても微量で、過度に心配する必要はない。妊娠中の方などは医師に相談が必要。
結論として、パノラマレントゲンは「お口の健康診断の総合的な一枚の健康診断書」のようなもので、多くの歯科治療で不可欠な検査です。
赤ちゃんにむし歯ができますか?
歯の無い赤ちゃんがむし歯になる事はありません。
ムシ歯の原因となるミュータンス菌は、 産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。
やがて、お母さんや周りの人の口の中にいたミュータンス菌がやってきます。
ミュータンス菌の増えかた
- ストロー
- 大人が使った箸やスプーン
- キス
- 口移しで食べさせる
歯が生えてこないうちは ミュータンス菌は住みつきません。
歯が生えてきたらミュータンス菌はさっそく住みつきます。 (生後6ヶ月~3歳までが
最も感染しやすい時期です)
ミュータンス菌の母子感染を予防するには….
一緒に生活する上で、ミュータンス菌の感染を完全に防止することは難しいですが、まずは赤ちゃんのそばにいる周囲の人たちが、お口の中を清潔に保ち、ミュータンス菌を減らすことからはじめましょう。
その中でも、お母さんのお口の健康がなによりも大切です。 最も効果があり理想的なのは、妊娠期の母親の口腔ケアからお子さまへのムシ歯予防をスタートさせることです。
お子さまへの感染の時期が遅いほど、お子さまのムシ歯予防につながります!
銀歯は虫歯リスクを抱えています
むし歯を治療するために使用する材料の一つに銀歯があります。銀歯は銀と他の金属(銅や亜鉛)の合金から作られており、耐久性と強度のある材料で、以前からむし歯治療に広く使用されています。
歯を削り、詰め物や被せ物に銀歯を使用することは一般的な方法です。しかし、銀歯自体がむし歯のリスクを抱えています。
銀歯の下がむし歯になる原因として最も多いのが、銀歯の劣化です。銀歯と聞くと銀でできていると考える方が多いかもしれませんが、さまざまな金属が合わさって構成されています。銀歯の構成成分は金12%、パラジウム20%、銀50%前後、銅20%前後、そのほかとなっています。
これらの金属は熱に弱く、温冷刺激を受けることで膨張・収縮します。天然歯とは熱膨張率が異なるため、徐々に隙間ができてむし歯菌が入り込んでむし歯になるのです。
治療後のメンテナンス不足
銀歯を入れたあとに定期検診を受けずにいると、銀歯の下が虫歯になります。金属である銀歯は表面に傷がつきやすく、歯ブラシや食事などの刺激で傷がつきます。
傷がつくと、傷に細菌が侵入したりプラークが付着したりします。とくに、傷のなかに入ったプラークは日頃の歯磨きで落とすのは難しいでしょう。
この状態を放置すると細菌が増殖し、銀歯の下が虫歯になるのです。また、銀歯だけでなく、銀歯の周りの歯もしっかりとケアできていないと虫歯の原因になります。周囲の歯で繁殖した細菌が、銀歯の下に入り込んで虫歯になるのです。
歯の白濁と再石灰化
上の前歯の一部が乳白色に変色して磨いても取れません。むし歯でしょうか?
この様なご質問ありました。
こちらは、初期のむし歯(う蝕)である可能性が高いと思われます。
う蝕は歯の表面に付着して歯垢の中で細菌が産生した酸により歯が溶ける(この程度を脱灰と言います)疾患です。う蝕は歯の表面がざらついたり、小さな穴があるのを見つけたり茶色に変色していることによって気が付くことが多いのですが、たとえ小さくとも歯に穴があいた状態は、う蝕が少し進行しているのです。初期のう蝕はいきなり穴が開くのではなく、歯の平滑な面では色が白っぽく変化する、白濁として認められます。
歯のエナメル質は健全であれば透明感のある色ですが、初期う蝕では歯の一番表面ではなく、その下10~20ミクロンのエナメル質内で脱灰が最初に起こります。エナメル質の結晶が崩れて光の屈折により白濁として認められるのですが、この時点で、歯の表面にはまだ穴はあいてないのです。
しかし、この白濁として認められる初期う蝕は適切な対応があれば脱灰部分に無機成分(リン酸やカルシウム)が沈着して、元の硬いエナメル質に戻す事ができることが分かってきました。この現象を再石灰化と言います。再石灰化を促進するためには、歯垢の除去、無機成分である供給源である唾液の分泌を促すこと、フッ化物の継続的使用、専門家(歯科医師、歯科衛生士)による歯面清掃、キシリトールガムなどの使用などが勧められます。
痛くないむし歯《脱灰》
むし歯は、歯に歯垢が残ったままで酸がさらに作られて脱灰が進行し、エナメル質の内部はスカスカの状態になり、穴があいてしまう状態のことです。
むし歯の原因菌は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。まだむし歯ではないので痛みなどはありません。食事をするたびにお口の中は酸性に傾き歯の表面を溶かす、これが脱灰です。
また、唾液が重要な役割を果たし、酸性に傾いたお口の中を中性に戻したり溶け始めていた歯の表面を修復することができることを、再石灰化と言います。
普段、お口の中ではこの≪脱灰≫と≪再石灰化≫を繰り返しています。そして再石灰化が
間に合わないとむし歯ができるということです。歯の成分が溶け出す脱灰が始まり歯に穴があく一歩手前の状態を【初期むし歯】と言います。この状態であれば、まだ修復することができます。再石灰化を促してむし歯にさせないことが非常に大切だと言うことです。
削らなくても治せるむし歯がある?
正確には「むし歯」ではなく「初期むし歯」と言われるものです。
歯の表面に白い斑点が見られたり、茶色っぽく変色しているだけで、痛みはまったくありませんが、そのまま進行すると治療が必要なむし歯になってしまいます。
定期的な歯科健診で早期発見できれば、治療せずに適切なケアによって進行を防ぐことができます。
むし歯は「痛くなってから」では、神経を取ったり、つめもの・かぶせものを外しての大掛かりな再治療などが必要になってしまいます。歯を守るには定期的なチェックが欠かせません。
治療した歯ほど再発しやすい?
「つめもの」や「かぶせもの」が装着され、「治療が終わってもう安心だ」と思われる方も少なくないでしょう。
しかし!実は、治療した箇所は以前よりもさらにむし歯になりやすい環境になっています。その理由は「つめもの」や「かぶせもの」の隙間。
もちろん、これらはとても精度が高く作られていますが、長年の使用と共に少しずつ隙間ができてしまいます。
しかも一度むし歯になったということは、その原因となるプラークが溜まりやすい場所でもあります。ですので、治療したところほどしっかりケアする必要があるのです。
6月4~10日は 歯の衛生週間
6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで、「むし歯予防の日」です。
また、6月4~10日までの1週間は、厚生労働省・文部科学省・日本歯科協会などが「歯の衛生週間」を実施しています。
日本人男性の平均寿命は78歳、女性は85歳と、世界一の長寿大国です。
しかし、残念ながら、歯の寿命は50~60歳代で、高齢になるに従って、歯を失う人が多いのが現状です。
日頃から歯磨きなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命をもっと延ばすことができます。
最近では、80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されています。
「歯の衛生週間」をきっかけに、歯を長生きさせるための口腔ケアを実践する習慣を身につけましょう。


