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銀歯のリスク
2025.07.25更新
銀歯は虫歯リスクを抱えています
むし歯を治療するために使用する材料の一つに銀歯があります。銀歯は銀と他の金属(銅や亜鉛)の合金から作られており、耐久性と強度のある材料で、以前からむし歯治療に広く使用されています。
歯を削り、詰め物や被せ物に銀歯を使用することは一般的な方法です。しかし、銀歯自体がむし歯のリスクを抱えています。
銀歯の下がむし歯になる原因として最も多いのが、銀歯の劣化です。銀歯と聞くと銀でできていると考える方が多いかもしれませんが、さまざまな金属が合わさって構成されています。銀歯の構成成分は金12%、パラジウム20%、銀50%前後、銅20%前後、そのほかとなっています。
これらの金属は熱に弱く、温冷刺激を受けることで膨張・収縮します。天然歯とは熱膨張率が異なるため、徐々に隙間ができてむし歯菌が入り込んでむし歯になるのです。
治療後のメンテナンス不足
銀歯を入れたあとに定期検診を受けずにいると、銀歯の下が虫歯になります。金属である銀歯は表面に傷がつきやすく、歯ブラシや食事などの刺激で傷がつきます。
傷がつくと、傷に細菌が侵入したりプラークが付着したりします。とくに、傷のなかに入ったプラークは日頃の歯磨きで落とすのは難しいでしょう。
この状態を放置すると細菌が増殖し、銀歯の下が虫歯になるのです。また、銀歯だけでなく、銀歯の周りの歯もしっかりとケアできていないと虫歯の原因になります。周囲の歯で繁殖した細菌が、銀歯の下に入り込んで虫歯になるのです。