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歯周予防=メタボ予防?
2024.05.05更新
歯周予防=メタボ予防?
近年、メタボリックシンドロームと歯周病の関わりがあると言われています。
体に脂肪が溜まりすぎると様々なサイトカインが分泌され、動脈硬化を促進させてしまいます。
この脂肪細胞から出てくるサイトカインと同じ物質が歯周病でも出てくるため、歯周病がメタボ関連の病気である糖尿病を悪化させると考えられています。
メタボを放っておくと、動脈硬化が進んで血流が悪くなり脳血管疾患・心血管疾患・糖尿病など、命にかかわる病気のリスクが高まります。
実際に、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)のうちいずれかひとつを持つ方は、何も持たない方に比べて心疾患になる危険性が約5倍であり、3~4つ持つ方は、その危険性が約36倍にも跳ね上がるという研究結果があります。
実は歯周病を予防することはメタボを防ぐことにもつながります。
その方法は実に単純明快。「良く噛んで食べること!」よく噛むと唾液がたくさん出て、食べカスが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。
さらに、良く噛むことによって脳内の「満腹中枢を刺激してエネルギーを消費させる物質(神経ヒスタミン)」が活性化されメタボの予防に!よく「ひと口につき30回噛みましょう」といいますが、これはきちんと意味があるのですね。