- お痛み (10)
- こどもの歯の話 (14)
- スタッフブログ (5)
- デンタルグッズ (4)
- ホワイトニング (6)
- むし歯 (14)
- よ坊さん (6)
- 予防歯科 (38)
- 休診のお知らせ (5)
- 入れ歯 (4)
- 口臭 (2)
- 嚙み合わせ (3)
- 妊娠中の歯のお話 (4)
- 審美歯科 (3)
- 新着情報 (40)
- 歯並びのお話 (4)
- 歯周病 (13)
- 歯磨きのこと (1)
- 治療の言葉 (1)
- 災害時のこと (1)
- 訪問診療 (1)
- 食育 (1)
こんにちは、西田歯科医院です(^^)
当院は妊婦さんの歯科検診を積極的に行っております。
そこで、今期は妊婦さんの歯のトラブルあるあるの記事を更新します♪
現在妊娠4カ月ですが、最近歯ぐきからの出血が気になります。
一般的に妊娠中でも歯科治療は行えますが、妊娠初期には応急的な処置が中心となります。
それ以上の処置が必要な場合には安定期(4カ 月~8カ月ごろ)に産科と相談のうえ行うことになりますが、
ご質問の症状は妊娠性歯肉炎の可能性が高いので、いつでも治療できると考えられます。
妊娠中に歯肉から出血しやすくなる妊娠性歯肉炎の頻度は高く、その発現は妊婦35%以上にのぼると報告されています。
妊娠性歯肉炎は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストロン)という女性ホルモンの上昇と関連していると考えられています。
プロゲストロンの上昇は歯肉に炎症を起こりやすくし、同時に歯肉の血管に作用して出血しやすくします。
また女性ホルモンは歯と歯肉との間の溝(歯肉溝と呼びます)の中にいるある種の細菌の栄養源となり、細菌の増殖をもたらすとされています。
また妊娠の初期にはつわりで気分が悪くなり、歯磨きがおろそかになり、歯肉炎の原因であるデンタルプラーク(歯垢)の蓄積をまねきやすいことも関係しています。
これらのことから妊娠中は歯肉に炎症が起こりやすく、結果として出血しやすくなるのです。「妊娠性歯肉炎の治療は通常は麻酔などを必要とせず、
状態に応じた歯磨き法を用いること、歯の周りの歯石等を除去すること、専門家による歯面清掃などにより改善することができます。
また内服薬も必要とせず、うがい薬を使う程度ですので、妊娠中のどの時期でも安全に治療することができます。
鴻池新田 西田歯科医院