東大阪市、鴻池新田の歯科・審美歯科 西田歯科医院

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にしだ

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妊娠性歯肉炎 2018.11.20更新

こんにちは、西田歯科医院です(^^)

 

当院は妊婦さんの歯科検診を積極的に行っております。

 

そこで、今期は妊婦さんの歯のトラブルあるあるの記事を更新します♪

 

現在妊娠4カ月ですが、最近歯ぐきからの出血が気になります。

 

一般的に妊娠中でも歯科治療は行えますが、妊娠初期には応急的な処置が中心となります。

 

それ以上の処置が必要な場合には安定期(4カ 月~8カ月ごろ)に産科と相談のうえ行うことになりますが、

 

ご質問の症状は妊娠性歯肉炎の可能性が高いので、いつでも治療できると考えられます。

 

妊娠中に歯肉から出血しやすくなる妊娠性歯肉炎の頻度は高く、その発現は妊婦35%以上にのぼると報告されています。

 

妊娠性歯肉炎は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストロン)という女性ホルモンの上昇と関連していると考えられています。

 

プロゲストロンの上昇は歯肉に炎症を起こりやすくし、同時に歯肉の血管に作用して出血しやすくします。

 

また女性ホルモンは歯と歯肉との間の溝(歯肉溝と呼びます)の中にいるある種の細菌の栄養源となり、細菌の増殖をもたらすとされています。

 

また妊娠の初期にはつわりで気分が悪くなり、歯磨きがおろそかになり、歯肉炎の原因であるデンタルプラーク(歯垢)の蓄積をまねきやすいことも関係しています。

 

これらのことから妊娠中は歯肉に炎症が起こりやすく、結果として出血しやすくなるのです。「妊娠性歯肉炎の治療は通常は麻酔などを必要とせず、

 

状態に応じた歯磨き法を用いること、歯の周りの歯石等を除去すること、専門家による歯面清掃などにより改善することができます。

 

また内服薬も必要とせず、うがい薬を使う程度ですので、妊娠中のどの時期でも安全に治療することができます。

 

鴻池新田 西田歯科医院